2013年9月22日日曜日

映画『ZVC ゾンビVSチアガール』 ・・・チアガールが山のキャンプ場でゾンビになったり戦ったりします


 皆様いかがお過ごしでしょうか?
 今回は、2010/07/25付の古い記事の再アップになります。実はここのところ、何故かこの記事だけ海外からスパムコメントのターゲットにされてるようで気持ち悪いので、下書きに戻した後まんま記事を新たなURLでアップし直すことにしたのです。
 なので頭のコメントが季節外れのことを書いてますが、そういうことですんで。それと100本目記念とか(笑)。新鮮かもしれない。

<追記>
 それと、9/21(土)あたりから、ポップアップ広告が開くようになったので調べてみたら、あし@タグが何やら影響しているようなので、とりあえずタグを外しました。他のあし@ユーザさん、大丈夫でしょうか??

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●原題:Zombie Cheerleading Camp
●ジャンル:ホラー/コメディ
●上映時間:85min
●製作年:2007年
●製作国:アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ジョン・ファブリス
◆出演:ジャミー・ブラウン、クリス・ホワイト、ニコール・ルイス、ジェイソン・グリーン、ブランディ・ブラックモン、ダニエル・チェック、テリー・チャンドレン、その他大勢

 夏です。猛暑が来ました。早くも40度付近までいってます。とにかく暑いです。クリスマスの冬が来るまで、暫くこの暑さに耐えねばなりません。という訳で、夏といえばのホラー作品です。割と最近のフレッシュな作品ですが、涼しくなるどころか寒さを通り越して、思わず暖房スイッチオンな作品であります。それと、以前に記事にした『モンスター・オブ・ザ・デッド~』のJVD配給なので、吹替えがハチャメチャ大暴走。ホラーとは全然関係ないところで楽しめる作品でもあります。

【ストーリー】
 アメリカ。どっかの山。1匹のリスがある洞窟に投棄されたドラム缶に偶然飛び込んでしまう。その中はある液体で満たされていた。それはかつて米軍が極秘に研究開発していた死体を蘇らせるゾンビ薬であった。ほどなくゾンビ化するリス。一方、山のキャンプ場ではチアガール合宿が行なわれていた。鬼軍曹のような女コーチにしごかれる10数人のチアガール。そのまた一方、3人の男子グループが山を散策していると、突然ゾンビリスに襲われ1人が指をかじられてしまう。しかし軽症の為か、特に気にすることもなく3人は山を移動し、キャンプ場のチアガールらをナンパしまくる。やがてゾンビ化した男子がチアガールを襲い始め、キャンプ場は地獄と化してしまう・・・たぶん。


(グダグダ感が十分伝わってくると思います)

【感想と雑談】
 もう終わってる感バッチリの~VS~ものですが、配給会社がJVDであることを見逃してはいけません。かつての配給作『モンスター・オブ・ザ・デッド/ビキニビーチの惨劇』でもアピールしましたが、今回も最強の吹替えをもって天国まで押し上げています。一応ジャンルはホラーになりますが、製作に対する姿勢が総合的に格安すぎるので、針の先っちょほどにも恐れる要素はありません。

 また、チアガールなのでサービスタイムとして裸も登場しますが、役者陣のグレードからすると別に脱がなくてもいいんじゃないかと、そんな感じです。本格的なホラー作品を期待してはいけません。どうしようも無さ過ぎるオリジナル作品を、ハチャメチャな吹替えで面白可笑しく鑑賞する。これが基本です。

 開始早々、イラスト画によって過去の出来事が説明されます。ゾンビ薬は元々ドイツ軍によって開発され、途中それを押収したアメリカ軍が引き続き研究を続けていたというもの。なかなか壮大な設定ですが、それを映像化する予算は勿論ないのでイラスト1本でお仕舞いです。ちゃんと絵心あるイラストなので安心して見られますけどね。因みに、オリジナルでは一切ナレーションが入っていません。ご丁寧にJVDは色っぽいナレーションを挿入して判り易くしてくれています。


(右端のチアガールが本作のヒロインです・・・)

 3人のチアガールが車で移動中、パンクしてしまいます。白人さん2人と黒人さん1人。こういう作品では大抵の白人さんは残念グレードなんですが、黒人さんは何故かハイグレードでキュートです。『スピーシーズXXX』でも黒人さんらがとてもキュートでした。何かあるんでしょうか。道端で佇んでいると、3人の男子グループが車で通りかかり、助けに入ります。

 ここで、オリジナル字幕をONにしていると、吹替セリフがどれだけ凄いのかがよくわかります。男子らは車から降りると誰も口を開かず字幕らないのに「よっしゃオッパイだ!オッパイだ!」と吹替えます。また男子の1人が「パンクかい?オレはタイヤ屋の店長なんだ。」と字幕ってるのに、「オレはデリヘルの店長なんだ。働かないかい?」と吹替えます。勿論、演技はオリジナル音声を元に進みますので、チアガール達の冷静な反応からすると、もの凄く滑ったように見えてしまい、それはそれで可笑しい空気になっています。

 山のキャンプ場では、先の3人を入れて総勢12人のチアガールが登場し、華やかな特訓シーンが拝めます。と期待したかったのですが、やはり予算は大変厳しいようでした。黒人さんを除いて、どうにもこうにも・・・容姿が・・・。それと鬼軍曹の女コーチ、結構腰の入った吹替えを決めてくれます。後でゾンビの餌食になるのは間違い無しなんですが、あまり顔面のアップはいらないかなと思いました。


(バナナンボ♪バナナンボ♪左にスィング♪右にスィング♪・・・ポンポンは使わないんですか)

 特訓は女コーチの息子が担当します。元男子チアリーダーのチャンピオンでオカマです。一番華奢な体格してます。オカマらしい振付けと吹替えを炸裂し、チアガールがそれに倣います。「バナナンボ♪ バナナをむいてパクリンチョ♪ イエ~イ」。ここは一部字幕もそうなっているので、オリジナル音声もそう言ってるみたいです。こういうチアリーディングもあるのか。凄いな。どう見てもグダグダなんですが。

 カメラワークにもあまり工夫が無く、ちょくちょく固定したカメラ視点が入ります。画面の左から右に車がブイーンと横切るだけとか。ゾンビリスに噛まれた男子が何やら叫びながらカメラの前で右往左往すると、ゾンビリスが「上手から下手へ・・・下手から上手へ」と吹替えたりします。ゾンビリスがです。オリジナルの欠点、というか全てを吹替えで補ってる感じです。やはり吹替えしかないでしょう。素晴らしいです。

 肝心のゾンビは、オーソドックスで顔色の悪い程度のゆっくりした動作で登場します。特殊メイクも所々で血飛沫が派手に上がったりしますが、全体的にはチープです。1人のチアガールゾンビがオッパイを出したまんまのサービス状態で首を撥ねられるのですが、この時横たわった首なしボデーの様子はデジタル処理を施しているのか見事なカットだったと思います。

 が、その後に登場する撥ねられたダミーヘッドが思い切り紙粘土で適当に固めたようなヤツで、それまでの見事なボデー映像を台無しにしてました。これならボデーも紙粘土で統一して欲しかったな。でも、フォローのごとく吹替えが付いてくるので、そんなに嘆く必要もありません。

 伏線を配置してあって(いっちょ前に)クライマックスでは「あ、そうか」とちょびっとだけ感心したりもするのですが、まあオリジナルの作品自体としてはゴミ映画行きは間違いないでしょう。ゾンビと生存者との攻防戦!みたいな展開は殆どないし。実際に作り手はどういう感覚で製作したのか聞いてみたいところです。まさかJVD向けに製作してたりとか。それはないか(笑)。


(右端のゾンビチアガール。ポッチャリですがちょっと可愛いかも)

当ブログの映画記事100本目記念がこれかよ。

(C)2008 JAF Productions
【出典】『ゾンビ VS チアガール』/ジェイ・ブイ・ディー

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2 件のコメント:

  1. こんにちは

    映画記事100本おめでとうございます!!
    これからも偏った記事を期待してます。

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  2. >快福や様
    こんばんは!

    ありがとうございます。
    偏りすぎて需要が殆どないかもしれませんが(笑;)、これからも続けていきたいと思います。
    体力の続く限り(爆)。

    コメントありがとうございました♪

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