2008年5月4日日曜日

ゲーム『Quake2』

●ジャンル:First Person Shooter(FPS)
●製作年:1997年
●製作国:アメリカ
●製作会社:id Software
●ゲームエンジン:Quake2 Engine



【まえおき】
映画鑑賞以外では、ゲームなんかもちょくちょくやったりする。First Person Shooter 、略してFPSというジャンルが好きだ。

ゲームやり始めの頃は、まだ2D画面のRPGとか、縦横スクロールのシューティングなんてのをやっていた。その頃のコンシューマ機器の性能はそんなもんだったが、ゲーセンでは開発メーカーによる最先端の技術を投入したリアル系のゲーム機が出回っていたのでよく燃えたものだ。衝撃的だったのが、ナムコが出したリッジレーサーとセガが出したデイトナUSAだ。この2機種の登場はホントに驚いた。まるで実写のような映像で、超高速で公道やサーキットを突っ走る。

エポックメイキングな出来だったと思う。いわゆるポリゴンによる3D映像でリアルタイムに車の挙動や流れる背景を描いたものだが、あまりにも臨場感がありすぎた。その前にもポリゴンによるF1レースものがあったりしたが、早すぎたのか地味すぎたのか(テクスチャも無かったような)、パッとせずに消えてしまったようだ。

ゲーセンで上記の2タイトルが盛り上った後にコンシューマでもやっとポリゴン処理のできる機種が発売され、同タイトルも移植されたりした。ちょっとゲーセンのと比べるとさすがにスペックが低いのかショボ目になっていたが、リアルタイムでここまで処理された映像を家庭で拝めるなんて凄すぎる!と盛り上ったものだ。バーチャファイターや鉄拳なんてのもやりまくった。闘神伝も。

そんなこんなでポリゴン3Dのゲームが好きになっていった訳だが、雑誌かなんかで海外産のゲームの紹介を読んだ時に『DOOM』というFPSものを知った。ちなみに最近映画化されているやつだ。

画面が主人公の視点そのものとなって3D空間を縦横無尽に走り回り、出現する凶悪なモンスターを携帯した数種類の武器で仕留めていくアクションシューティングだ。もの凄くやりたかった。暫くしてPS用ソフトがリリースされたので早速やった。今からすると視点の上下移動は無いし、モンスターは2Dで表現されていて、静止画なんて見られたものじゃなかったが、前進後退に左右の旋回やステップによる画面の動きがとてもスムースで、他のジャンルでは味わえない爽快感があった。3D酔いなんて何のこと?状態で堪能しまくった。

自分の意思で自由に動き回り、それに応じてモンスターも反応し迫ってくるという、要はバーチャル空間的なものが好きになってしまったのである。状況に応じて物事が決まり、それに自分も加担するような現実世界そのものをゲームで体験できるのがとても興味深かった。これは映画好きも手伝っているような気もするが、どうなんだろう。

【Quake2】
そんなこんなでFPSに集中し続け、後に出会うことになるのが今回紹介するPC版の『Quake2』だ。1997年発売当初に存在は知ってはいたものの初プレイが2008年だったりする(何。遂に10年目にして念願達成(笑;

実は1作目の『Quake』もやっているのだが、残念ながらWindowsXPでは動作せず、Windows95時代にプレイした記憶が乏しいので飛ばすことにした・・・とほほ。本当は順番通りに紹介した方が良いのだけど。

『DOOM』と同じメーカー(id Software)によるFPSになるが、『DOOM』との大きな違いは、画面を構成する殆どのオブジェがポリゴンで表現されていることと視点がほぼ全方位を見渡せるようになったことだ。これは前作の『Quake』からそうなっている。殆どをポリゴン化することによって3D空間の表現力が強化され、迫力と臨場感が増すようになった。

『Quake』はちょっとうろ覚えなのだが、異世界空間(惑星?)でゴシック調空気の漂う洋館みたいな施設を舞台に、溢れ出たモンスターを仕留めていく内容だった。映像の表現力が良い割りに低スペックのPCでも十分動くという見事な作品だった。

この続けて発表された『Quake2』は、純粋な続編ではなく、新規のストーリー構成となっている。

ストログと呼ばれる凶暴な機械生命体が侵略の為太陽系にやってくる。このストログ、もう人間やら動物やらに無理やり機械を押し込みましたみたいな機能重視の美観マイナス200%の恐ろしい姿をしている。どうやら全宇宙に存在する生命体を片っ端からエネルギー化もしくは戦士化しようと企んでいるらしい。ロボコップみたいなスマートでカッチョいい姿なら良いのだが、アメリカ産ゲームは一味違う。バイオレンス重視でバーチャル空間を作り上げているのだ。このセンスが実は大好きだったりする(笑。

ただ、発売当時は衝撃的だったかもしれないが、パッと見ショボくて鼻で笑われるかもしれない。現在最新版の『Quake4』では泣く子も黙る程のリアルな残酷表現になっているが。

こんなストログに侵略されてたまるかと、地球軍(米軍の海兵隊?)はストログ星まで出向き敵を根元から殲滅させる作戦を立てる。多数の宇宙戦艦がストログ星に向け発進。航空母艦よろしく無数の小型着陸艇をばら撒く。ここまで作戦完璧♪と思われたところ、予想外の反撃を食らってしまう。そして、敵の対空砲によってコースを外れてしまったある着陸艇が予定外のポイントに不時着。そこから降り立った一海兵隊員が、今回の主人公となり操作することになるのだ。

進め方としては、迷路のようなストログ基地を手持ちのコンソールからの指示を頼りに移動していき、パズル的要素も絡めながらも最終的にボスキャラを倒すことになる。

途中何度も遭遇するストログには様々なタイプがあり、ハンドガン程度を持つザコからミサイル砲装備の戦車みたいな強敵まで色とりどりだ。
中盤に差し掛かると、どこからか女性の呻き声が聞こえてくる。なんか色っぽい。ムフフ♪と思い向かってみると、線の細い女性らしきものが目に入ったので近づいてみる。そしたらもの凄いビンタとミサイル砲を食らってしまった。なんと女ストログまでいやがったのだ。お顔をよくよく拝見してみると、なんかもうこっちもガトリング砲をお返ししたくなるみたいな。

進めながら入手していく兵器も段々と強力なタイプになっていく。これらを駆使して様々な敵キャラを粉々にしていく訳だ。

3Dによるバーチャル世界では自分の行動によってその場の事象も都度変化する。物理的作用の制約もあってはならないので、溶岩池にはまったり絶壁から転落したり機械に挟まったりして、あっという間に昇天したりする。こういうゲームが本当に楽しくて仕方がない。死にゲー程過酷ではないと思うのだが、こういう部分で好き嫌いが別れそうなゲームである。あと3D酔いもあるかもしれない。

この『Quake2』には本体以外にもミッションパックなる追加シナリオ用の拡張モジュールが存在する。これを適用することで追加のステージや新たな兵器に敵キャラ含めた新たな展開を楽しむことができる。実はこれ現在進行中でやってたりする(笑;。また、今回開発されたQuake2 Engineが大変優れた描画用の技術だったそうで、他の多数のFPSゲームにも応用されたそうだ。

今ではコンシューマ機器もゲーセン並の性能を持っているので、今回の『Quake2』以上にリアルなFPSが楽しめるようになっている。アメリカ版Xbox360では『Quake4』
がとっくに発売されているのだが・・・・・・ああ、やりてぇ~(笑;。『Halo3』も(何。

<追記>
あれからXBOX360をゲットし、『HALO3』をやってみたけども、なんだか前作までとあまり変ってないような。バリアやジャンプする為のサブ的なアイテムが追加されたり、敵側の武器も増えてたりするのだけど、あまり新鮮味を感じなかった。そりゃシリーズの続編というか最終話でもあるので、極端に世界観とか見た目を変えたらいかんのだけどね。前作までが面白すぎたのか、もう十分な体になってしまったのかもしれない(笑;)。
で、動画サイトで『HALF-LIFE』の存在を知ったのだけど、これが大変面白い。1作目をパソコンでやってみたら、演出とか空間の表現力が素晴らしすぎ。これ件の『Quake2』と同じ頃の作品なのね。知らなかった・・・@@もっと早く存在に気付いていれば!そんで、XBOX360で『HALF-LIFE2』もやってみた。もう映画みたいでこれも素晴らしすぎ。映画みたいというか、これすんなり映画化できるんじゃないの。『HALO3』の敵がほぼエイリアンに対して、こっちは人間(改造人間?)の敵も相手にするので、現実的なところもグッド。舞台の街並みも非常に現実的でグッド。早く続きの3が出ないかな~と期待大のFPSなのでした。


結構強いガンナー。グレネードは避けることができるがマシンガンは正確なので遠方から撃たれるとちょっと厄介。


体力自慢のバーサーカー。”サスペッサ!”と叫びながら突進してくる。なんだサスペッサって。コイツに殴られるとホームラン級にぶっ飛ばされるので要注意。


高い所に来てみた。足がすくみます。ちなみに落ちると大ケガするので注意しよう。


女ストログのアイアンメイデンとガンナーの痴話喧嘩。猛烈ビンタの予感。頑張れガンナー。


仕事サボってるバカストログを発見。アイアンメイデンをはべらすハーレム状態。アイアンメイデン喘いでます。ちょっと羨ましい。

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