2008年5月1日木曜日

映画『マシーン・オブ・ザ・デッド』 ・・・ロボットとオッパイの無限ループだそうです

●原題:Exterminator City
●ジャンル:ホラー/コメディー/SF
●上映時間:90min
●製作年:2006年
●製作国:イギリス
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:クライブ・コーエン
◆出演:ストロークが殆どないロボット、セクスィ女優大勢
◎評価:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 昨年に映画雑誌の広告で初めて知った作品だ。
 広告のデザインは、終末感漂う背景に数体のロボット(上半身だけ)が並んでいるようなもので、雰囲気がなんだかターミネーターを思わせた。でもよく見るとロボットのデザインが怪しい。なんか頭の上にラジエターみたいなものがそびえ立っている。 悲しいことにこういう映画に妙に惹かれてしまうのだ。
 先日、やっと観ることができた。ワクワクである。

【ストーリーと感想と雑談】
 開始早々、女性がシャワーを浴びている。SFでいきなり裸なのか。まあいいか。暫くすると浴室ドアの取っ手がガチャガチャされ何者かが侵入しようとする。サスペンスなのか。勢い良くドアが開き入ってきたのはロボット。女性は多分ロボットにやられているのか、カメラ目線で悲鳴を上げながら画面から消える。『サイコ』のパクリなんでしょーか。よくわからない。そしてオープニングのクレジットが開始される。

 こう書くと、凄い演出や凄いカメラワークの様が想像されそうで、なんだか申し訳ない。ヒドすぎる。女性とロボットが同じカットに納まることは無く、引きの画も無い。特にロボットは殆どのカットが頭部のアップのみ。よくて上半身までだ。光沢感からして尺度5分の1のダサイターミネーターのフィギュアみたいな。首なんか水平に180度クリクリするだけだぞ。

 女性については、もうこれだけターゲットにすれば申し分ない出来だ。モロ整形なオッパイをしていて、改造チックなところでSF度を上げてますということなのか。それにしてもボール玉みたいなオッパイだ。

 オープニングのクレジットだが、ボーッと見ているとエンドレスに入ったかのような錯覚に襲われる。なんだか長いのだ。全然終わらない。やたら出演者らしい名前が並んでいるのだが、これは本編を観ていくことで納得することになる。

 やっとこさ、クレジットが終り本編に入る。

 大筋は、ロボット殺人鬼による無差別殺人事件が発生、これをロボット刑事(Kじゃないよ)が捜査するというもの。カッチョいい内容が想像できるが、前述したようにヒドすぎる。まずこの映画、出演は被害者の女性大勢とロボット数体だけである(あちらのポスターには普通の人間の男女が映っている。一体なんなんだ)。

 しかも、女性らの台詞は殆どなしの悲鳴のみ。気の狂ったロボット殺人鬼が女性を惨殺しては必ず直後に駆けつけるロボット刑事。これの延々繰り返しだ。惨殺といっても、直接やられるシーンはなく、悲鳴の後に無残でショボイ遺体が映るのみだ。また、シーンの合間には必ずロボットが載るスピナー(らしき乗物)が画面を横切るのだが、模型ビルの手前でトミカを放っぽってるようなものだ。

 被害者女性らの描写もかなり凄い。役柄は様々だと思うのだが、何をやるにしても必ず全裸かトップレスの格好だ。冒頭のやり取りがフォーマット化されていて、最後の被害者までキッチリ同じやられ方をする。カメラ目線で悲鳴を上げ続け、そして消えていくという・・・。中盤あたりになぜかX磔された女性が出てきたが一体どんなシチュエーションよ。しかし無駄にオッパイが溢れた映画だ。

 女性ら総勢何人くらいだったか忘れたが、かなりの人数であった。このセクスィ女優らの名前がオープニングクレジットに延々流れていた訳だ。

 はてさて、ロボット刑事はロボット殺人鬼を捕らえることができるのでしょうか・・・。というよりもこの展開に最後まで耐えられるのでしょうか。

 エンドクレジットでは、今度は出演したセクスィ女優らの名前をドメイン名にしたURLが延々流れていた。おそらくタイアップみたいなもので、彼女らの出演料をケチったかタダにしてしまったのだろう。
試しに適当なURLをチョイスしてアクセスしてみた。・・・・・ポルノサイトじゃんかよ!!

 この映画、ポルノ女優のPV総集編だったんだ。 オッパイボロロ~ンと悲鳴だけの役なんてポルノ女優しかやらないんだ。
(IMDbでは、あの『AVA』よりも評価がわずかに高くなっている。オッパイで勝ったようだ。)


コイツがロボット殺人鬼。細かいボルトが沢山付いてる。武器はいつも原始的。


殺人ロボットに気付かず、トップレスで歯を磨く女。非常に開放的。トップレス以上が無駄に溢れてます。ピカソトリガーの女王、ジュリー・ストレイン様じゃないですか。


気配を感じ「なんの音?・・・誰なの??」と不安になりながらもずっとこのままの女。キュウリパックを早く取った方がいいと思う。


出ました。ラスボスのパイデカ女王(違)。あまりにも恐ろしい画なので大きめのボカシ。そこの貴方、目を細めない(笑)。

© 2006
【出典】『マシーン・オブ・ザ・デッド』/ジェイ・ブイ・ディー

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