2008年4月29日火曜日

映画『スリザー』 ・・・懐かしSFホラー映画のてんこ盛り

●原題:Slither
●ジャンル:コメディ/ホラー/SF
●上映時間:95min
●製作年:2006年
●製作国:カナダ/アメリカ
●言語:英語
●カラー:カラー
◆監督:ジェームズ・ガン
◆出演:マイケル・ルーカー、その他大勢
◎評価:★★★★★★★★☆☆

何気にレンタル屋に行ったら新作として置いてあったので即ゲット。前から気になっていた作品だ。

【ストーリー】
ある山に隕石が落下。ここまでは『AVA』と同じだが(何)、その後が違う。違いすぎる。
隕石の落下になんか気付いてもいない山の麓の町。ある俺流を突通す男が夜のお勤めを妻に断られ、酒場で意気消沈する。そんなところに幼馴染の女が登場、ラッキーとばかりに山に入ってイチャつく(浮気です)。この男、肉団子みたいだがモテモテのようである。
ふと横を見れば、何やら巨大なイモ虫みたいな生物がうごめいている。近づいた瞬間、その生物から鋭い針のようなものを腹に打ち込まれ悶絶するが、暫くしてスナッチお決まりの目の据わった冷徹顔になる男。
その後、男の体に変化が現れ、行動もおかしくなってくる。突然、体が軟体動物みたいになって妻を追っかけ回すが、警官隊の介入で山に逃げる男。
その後、町の周辺の牧場で牛が襲われる事件が多発。なんと巨大なイカ+ナメクジみたいになった男の仕業だ。見事な変身ぶりだ。警官隊と一緒に”許せねえ”と通せんぼした青年をイカ腕の一振りで人間唐竹割にしてしまう。スゲー。
イカナメクジ男は一方で山小屋に幽閉していた幼馴染の女の体を使って自分の分身を製造。捜索に来た警官隊が突入した瞬間、幼馴染の体が破裂し無数の赤黒いナメクジ(ヒルにも見える)がバラ撒かれる。大変だ。
コイツらに襲われ口から侵入された人間は、ゾンビのようになり人を襲い人肉を食らう。このゾンビ、最終的には母体ともなるイカナメクジ男と融合して肉と化す。

今回の隕石に乗って地球にお邪魔した地球外生命体の機能をまとめてみると、初めに母体とする人間をスナッチ⇒母体がもう一人の人間を卵化⇒卵から生まれた大量の分身が他の人間をスナッチ⇒ゾンビ化した人間は母体と同化⇒地球上の全生物を取込み根絶やしに⇒またどっかのプラネッツに移動

こんなヒドイ計画を練るイカナメクジ男も妻の扱いは丁寧だ。やはり愛していただけのことはある。
最後まで生き残った警官と少女は、周りをゾンビ軍団に囲まれながらも、なんとか反撃し母体のイカナメクジ男を退治しようとする。はたしてどうなるのか・・・。

(ストーリーの方が長げーよ)

【感想と雑談】
この手の映画って何年かの周期で製作されるものなのだろうか。忘れた頃に出てくる感じだ。本作は特殊メイクとCGを多用しているが、どちらに偏ることもなく上手くバランスが取れていたし、かなりよく出来ていて楽しむことができた。
どこかで見たようなシーンがわんさかあったりするが、これはお決まりのオマージュなのであろう。
思い出したのは『クリープス』に『フロムビヨンド』だ。もうビデオラッシュな80年代の作品だ(笑。

ナメクジ男を演じるのはマイケル・ルーカーだ。このオッサン、もう悪役オンリーな風格になってる。観てきた出演作でマトモな役を見たことないぞ。本作ではスキンヘッドになって、もう本当に肉団子みたいだ。
これの妻を演じるのは、エリザベス・バンクスという女優だ。当時は32歳だったらしいが、もっと若いのかと思った。ちょっと好みだったり(^ω^)。
このエリザベス、ゾンビになった警官から”俺様が撃てるのかよぉ”と言われ遠慮なくショットガンを顔面にブッ放したり、倒れこんだゾンビの首元に力一杯クイをブチ込んだりする。もうカマされ放題、彼女サイコー。

レンタル屋で見かけたら、ぜひ手に取ってもらいたい逸品である。


①奥さんに嫌がられ酒場でショボーンな男、マイケル・ルーカー。


②こんな体になってしまいました、マイケル。


③ここまで豹変してしまいました。うーん、『フロムビヨンド』を思い出しますね。


④女の子の入浴中にスリザーが迫ります。手前で潜水しないのかな?と思ってみてもクチに出してはいけません。

© 2006 Gold Circle Films LLC.All Rights Reserved.
【出典】『スリザー』/ポニーキャニオン

にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ←スリザーと一緒に風呂に入りたくなったら一発応援クリックお願いします♪


ブログパーツ

0 コメント:

コメントを投稿